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【レポート】食品衛生責任者養成講習会を受講してきました

先日、東京都食品衛生協会がおこなっている「食品衛生責任者養成講習会」に申込みをして、食品衛生責任者の資格を取得してきました。

申込みから取得までの流れと注意点をレポートしてみたいと思います。

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申込みまでの流れ

1.食品衛生責任者養成講習会のサイトで希望日・場所を決める

会場場所から決めたい場合

食品衛生責任者養成講習会の会場はいくつかあります。まずは希望の場所を確認してみてください。

日程から決めたい場合

場所はどこでもかまわなくて、希望の日時で決めたい場合は以下のリンクから探してみてください。第三希望まで書くことができるので、第三希望まできめておくとよろしいかと。

2.申込み用紙のダウンロード&記入

日程と場所が決まったら、申込み用紙をダウンロードし、印刷したものに、必要な情報を書いていきます。

申込みに必要なものは以下の通りです。

  1. 封筒 2枚(送付する書類用と返信用)
  2. 82円切手2枚(送付する書類用と返信用)
  3. 申込用紙

注意点としては、オンライン(インターネットから)での申込みではなく、郵送してから先着順に申込みが行われるということです。空席情報に余裕がない場合は、希望した会場の申込みに漏れることもあるかと思うので、早めに申込みをしたほうがいいと思います。

申込み用紙がプリントできない方

申込み用紙がプリントアウトできないといった、自宅で申込用紙が用意できない方は、協会本部か保健所で対応していただけるとのことです。

ただ、電話での申込みはできないらしく、食品衛生協会の本部窓口(東京都渋谷区神宮前2-6-1)で直接申込みもできるそうです。

もしくは、専用の申込往復はがきが都内の各保健所にもあるとのことなので、保健所に問い合わせてみてもいいかもしれません。

キャンセル待ちという手も

興味はあったけど、当日の予定が分からない…という方であれば、キャンセル待ちを狙うのもいいかもしれません。確実にキャンセルが出るとは限りませんが、ダメもとで行ってみるのもいいかもです。

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▲受講当日、キャンセル待ちの申込みを受け付けていました

3.受講票を受理

郵送で申し込んだ場合は、数日後に郵送で受講票が届きます。

4.必要な書類を持って会場に

受講当日は、受講表と受講代(1万円)を用意して会場に向かいます。今回私が行ったのは、武蔵境にある武蔵野スイングホールという場所でした。(1階にドトールコーヒー・2階にロイヤルホストがあります)

5.受講手続き

会場の手続きは、9時10分から開始でした。MAX申込み140人(当日の参加者はたしか126だったと記憶しています)の講習で、申込み順に前の席から順番に指定席になる感じです。

講師の方がホワイトボードで書き込みをしての説明などもあり、後ろの席だとホワイトボードが見えづらいということもあるので、早めに手続きをして、前の席を確保しておいたほうがいいかと思います。

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▲申込み受付は9時10分から

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▲会場内の様子

手続き前に用意しておいた方がいいこと

名前は略字ではなく、正式な漢字で書いておく

手続きの際、手帳に記載する名前を正確に印刷するとのことで、略字で書いていると「どの字になりますか?」といったことを聞かれていました。(渡辺の「辺」の字など)なので、申込みの際には、略字でない正式な文字を書いておいた方がスムーズかもしれません。

現在働いているお店の情報を控えておく

出席カードを当日に渡されるんですが、そこに勤務先の情報を書く欄があります。記入もれがあると、後日、その部分を連絡する必要があるかもということなので、前もって勤務先名、住所、電話番号などを控えておいた方がいいかもしれません。

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▲該当する情報を控えておきましょう

飲み物・マスクの用意

会場の11階には、自分が見た限り自動販売機がなかったので、ビルの一階にある薬局やドトールなどで、飲み物を買っておいた方がいいと思います。受講中、乾燥しているせいか、結構咳をしている方が多かったので、飲み物以外にもマスクなどを用意しておくのも手かもしれません(๑′ᴗ‵๑)

開始時間まで過ごすオススメの喫茶店

申込み時間まで、新しくできた上島珈琲店で時間をつぶしていましたが、席もほどほどに空いていて、各テーブルにも電源があり、ゆったり過ごせましたよ(*´∀`*)

6.午前の部を受講

前半は9時45分〜12時45分まで、途中11時ぐらいに10分間の休憩をはさみながら、配られたテキスト(教本)を元に、食べ物を取り扱う業種に、なぜ食品衛生責任者が必要なのかを踏まえた、衛生法規・公衆衛生学を学びました。(約70ページ分)

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▲配られた教本とノート

お昼休憩

12時45分〜13時30分までがお昼休憩になります。ちなみに会場で昼食をたべる事も可能です。

私は外で食べて来ましたが、開場に戻る時間などを考えると、賞味30分ぐらいしかないので、せかせかしながら食べることになりました(汗)あまりせわしく食べたくない方は、前もって軽食を買っておいたり、終わってから食べた方がいいかもしれませんね。

それと、希望者向けに食品衛生責任者プレートの販売もしていました。(縦・横の2種類。どちらも800円)

ちなみにプレートは、下記リンク先より、後日購入することも可能だそうです。

午後の部を受講

午後の授業は13時30分〜16時まで、約20分ビデオを見たあと、15時過ぎに10分間の休憩をはさみながら、食中毒とウイルスのこと、お店においての対策の基本など、食品衛生学を学びました。(約50ページ分)

テスト

最後に、今日学んだ内容を元にした選択式のテストをし、答え合わせをしたあと、最後に食品衛生責任者の手帳をいただきました。

あんじゅが思うトコロ

今回、食品衛生責任者養成講習会を受講し、1日で食品衛生責任者の資格は確かに取れますが、講習の受けた1日だけで、すべてのことを網羅することはもちろん不可能で、あくまでもスタートラインにたったという事です。

飲食を提供することは、提供される側がそれを食し、なにかしらの影響を受けることになります。その中で、食中毒などのリスクも必ずついてきます。

美味しく食べていただくことはもちろんのこと、提供する側は、未然に防げる衛生的なことの知識を得て行動をすることも、もてなしのひとつじゃないかと思いました。

お店を出すために必要だから資格を取る。それだけではなく、安心して美味しいものを食べていただく。それを意識して、今後は料理を作っていきたいな…と。

充実した1日が過ごせて、よかったよかったです(*´∀`*)

【おまけ】食品衛生責任者の資格を取るきっかけ

私は「食と心の研究家」という活動をしています。「食」に関わることを通じて、美味しくて楽しい食事ができて、ほっこり幸せになるようなコミュニケーション(交流)をする…その場所の拠点となる場所を作りたいと思うようになりました。

食関係の料理イベントを行ったり、夜にカウンター内に入って勉強させて頂いている、練馬の赤ちょうちん屋「かかしのいねむり」で働いていると、いつでも飲食営業ができるレンタルスペースができたら、すっごい楽しそうだなって思ったんですね。

物件や設備、場所、条件などを洗い出している所なのですが、その中のひとつに「食品衛生責任者の資格」が必要ということも知りました。

お店を出す場所などが決まってからでもいいと思ったのですが、食べ物を作るだけでなく、衛生面でどうしたら対処できるのか?その知識を自分があまりにも知らないことが分かったので、勉強をする意味でも、先に講習会を受けてみようと思ったのがきっかけです。

これからお店を出したいと思う方や、現在、飲食に関わるお仕事をされている方が、食品衛生責任者の資格に興味があるけど、どうやったら資格取得ができるのかを、順を追ってレポートしてみました。

これを見て、少しでも食に関わることに対して、お役に立てれば幸いです(๑′ᴗ‵๑)



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1972年生まれ。東京都八王子出身・中野区在住。食と料理を通じて、コミュニケーションを楽しむ研究をする「食と心の研究家」として活動中。おもてなし料理クリエイター集団「キッチン男子部」の顧問も。 その他にはグラフィックデザイナーと、デジタル機器やデジタルサービスを駆使して、いつでもどこでも人生を謳歌する「デジタル寅さん」として活動中。デジタルの楽しさを知ってもらうためのデジタルサポートを行っています。
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