
炭酸水、よく飲みますか?
私は炭酸水を一日500ミリ〜1リットル程度飲んでいて、それ以外にお冷や(ハイボールとも言う・笑)を飲む時もだいたい1リットルぐらい炭酸水を使い、それらの炭酸水はペットボトルのものを買っていました。
ペットボトルの炭酸水を使うのはいいんですが、ちょっと困ることがありまして…それはペットボトルの置き場所と、飲み終わったあとのペットボトルの処理です。
ペットボトルの炭酸水を1本1本買うとすぐなくなるので、ストック用に半ダースや1ダースをまとめて購入すると、けっこうなスペースをを取ります。
それと、飲み終わったあとの空のペットボトルをつぶしたとしても、10本20本単位だとゴミがジャマになるので、どうしたものかと考えていました。
そこで目を付けたのが「ソーダメーカー」(炭酸水メーカー)です。専用の機械に炭酸ボンベを装着し、水道水に炭酸を注入するというもの。これならペットボトルのスペースもペットボトルのゴミも出ませんし、導入したときのメリットが多そうです。
ずっと気にはなっていたものの、本体を買っても使い続けられるのか?コストは?どのぐらいの炭酸強度?と、買わない理由を並べては先送りにしていました。
そして先日、某ディスカウントショップで、気になっていたソーダメーカー「ツイスパ ソーダ」を見つけてしまい、気になっていた点が解決したので購入してみました。
ツイスパ ソーダとは?

(参照元:色んな飲み物を炭酸にできるソーダマシン「ツイスパ ソーダ」 | GREEN HOUSE グリーンハウス)
ツイスパ ソーダは、水、ジュース、お酒が炭酸飲料になるソーダメーカーです。炭酸水を作れるのはもちろんのこと、スパークリングワインやスパークリング日本酒が作れます。
炭酸好きにはたまらないツイスパ ソーダですが、それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
ツイスパ ソーダのメリット
- 気軽に炭酸水が作れる&ペットボトルのごみが出ない
- 条件付きではあるけども、水以外の飲み物を炭酸化することができる
気軽に炭酸水が作れる&ペットボトルのごみが出ない
一番メインで作る事になるであろう炭酸水は、水道水を使って炭酸水が作れるので、今まで買っていた炭酸水ペットボトルのごみが出ません。その代わりに、炭酸が入ってる使用済みガスカートリッジが毎回ごみとして出ます。

条件付きではあるけども、水以外の飲み物を炭酸化することができる
ツイスパ ソーダが他のソーダメーカーと違うのは、水以外の飲み物を炭酸化することができる所です。条件付きと言うのは「粘度の低いモノ」「固形物が入っていないモノ」に限られます。(詳しくは記事後半で説明します。)
ツイスパ ソーダのデメリット
- 他社ソーダメーカーと比べると割高になる可能性も
- 種類の違う炭酸飲料を作るには専用のボトルが別途必要
カートリッジを追加で買う場合は80円程度(50本以上買う場合)

1回で購入する炭酸カートリッジの本数にもよりますが、ツイスパ ソーダで1リットル(950ミリリットル)の炭酸水を作るのに、約80円程度かかります。ペットボトルの炭酸水と比較した場合は同価格、もしくは若干安く済むぐらいになります。
ただし、他社のソーダーメーカーで炭酸水を作った時のコストと比較した場合、割高になることも。(詳しくは記事後半で説明します。)
種類の違う炭酸飲料を作るには専用のボトルが別途必要
ツイスパ ソーダを買う場合、ほとんどの人がスターターキットを購入することになると思いますが、スターターキットには専用のボトルが1本しか付いていないので、例えば炭酸水用に専用ボトルを使ってしまうと、他の飲み物を炭酸化しようとしたときに、ボトル内の飲み物を他の容器に移さなければなりません。
それが面倒な場合は、別売の専用ボトルをもう1本購入(約1,500円程度)する必要があります。
写真で見るツイスパ ソーダ

メリット・デメリットを比較した結果、私としてはメリットの方が多かったので購入に踏み切りました。
公式のオンラインショップでもスターターキットを取り扱っていましたが、追加用のカートリッジも必要かと思い、楽天で追加カートリッジ付きのお得なスターターキットがあったので、そちらを選びました。

▲ほうほう、たしかにカンタンに作れそうですな
スターターキットの中身は専用ボトル、ノズル、スペアボトル6本、説明書とレシピが入っています。

ボトルには目盛が印刷されていて、炭酸化できる最大量は水の場合950ミリリットル、それ以外は720ミリリットルまでになります。ちなみに目盛以下での少量の炭酸化も可能なので、いきなり大量に作る前に、試しに作ってみることもできます。

ツイスパ ソーダの使い方
1それではさっそくツイスパ ソーダの使い方をご紹介します。まずはノズルにあるカートリッジ挿入口にカートリッジを挿入します。

▲ノズル最上部のフタを上に引き上げます

▲カートリッジをセットします。なんだか薬莢みたいで、ちょっとそそられたり(笑)
2ボトルに必要な量の飲み物を注ぎ、ノズルを差し込みます。

3そのまま右回りにひねると、炭酸注入が始まります。どんなにキツく締めても、炭酸が漏れるような音がしますが、これは吹き出さないようにするための仕組みとのことで、故障ではありません。

炭酸を入れる瞬間はこんな感じになります。
色々な飲み物を炭酸化した結果は?
基本の使い方が分かりましたので、さっそく飲み物を炭酸化してみました。
…とその前に、ツイスパ ソーダを使って飲み物すべてが炭酸化できるワケではありません。炭酸化できるできないものはどんなものかを、公式サイトのFAQページから転載します。
水やジュース、アルコール飲料などをスパークリングすることができます。なお、乳成分や油分を含んだ飲料、固形物を含んだ飲料、高温の飲料は、スパークリングすることができません。
※指定の分量(水:950ml以下、その他の飲料:720ml以下)でスパークリングを行ってください。
※スパークリングの前に、飲料をよく冷やしてください。
※ジュースは、繊維質や果肉のないものを使用し、固形物はろ過してください。
※氷や付け合せは、スパークリングの後に加えてください。
※1回のスパークリングにつき、炭酸カートリッジを1本だけ使用してください。
※飲料が吹きこぼれないように、スパークリング後は1分以上待ち、ゆっくりとノズルを取り外してください。
※異常に泡立った場合には、ノズルを締め直し、さらに1分以上待ち、ゆっくりとノズルを取り外してください。
それらを踏まえて、実際に飲み物を炭酸化してみました。
炭酸水
まずはメインとなる炭酸水からです。さて、結果はどうなったでしょうか?

炭酸水の結果 市販の炭酸水よりも若干弱めかな?という程度。炭酸水を使ってハイボールを作ってみましたが、こちらも満足行く結果になりました。
ソフトドリンク
アルコールとソフトドリンクをいくつか作ってみました。まずはソフトドリンクからです。
100%オレンジジュース

コンビニで一番始めに目に入ってきたオレンジジュースを試してみました。固形物は入っていませんが、濃度が高めなトロピカーナのオレンジジュースです。

▲内容量が500ミリリットルなので、ノズルが液体まで届きません

▲泡が溢れんばかりにブクブクできて、ギリギリのところで収まっていきました
100%オレンジジュースの結果 濃度が高いモノだと、やはり炭酸は入りにくく、微炭酸な感じになりました。ただ、炭酸は感じるので、どうしても炭酸系の飲み物を飲みたいときにはいいかも。
炭酸をたくさん感じたいのであれば、濃度が薄めのオレンジジュースをキンキンに冷やして作ってみて下さい。
カルピスウォーター

昔はカルピスソーダをよく飲んでいましたが、最近飲んだ記憶がないので、思い出に浸るつもりでカルピスウォーターを炭酸化(カルピスライトソーダ?)してみることにしました。

カルピスウィーターの結果 炭酸独特の苦み(酸っぱみ)が加味されて、なんともぼんやりしたカルピスソーダに(笑)これはカルピスの原液と炭酸水を割って作るか、原液多めのカルピスウォーターを作って炭酸化するほうがいいかもしれません。
アルコール類
ソフトドリンクはとりあえず前哨戦で、ここからは本命(?)のアルコール類を試してみました。
白ワイン

まずは試してみたかったワインの炭酸化です。まずは白ワインから。

白ワインの結果
ジュースを作った時と同様、炭酸化で味が変わってしまうので、高価なワインでやるのはオススメしません。ですが、安いハウスワインで甘みの強いものであれば、ジュース感覚のスパークリングワインとして飲めるのでアリだと思います。
赤ワイン

次に赤ワインで挑戦しました。こちらも高価なものではもったいないので、かなり甘めの赤ワインで実験開始です。

白ワインは大丈夫でしたが、赤ワインは途中吹きこぼれてしまいました。
炭酸化する量が少なければ、もしかしたら吹きこぼれないかもしれませんが、赤ワインを炭酸化するときは、ボトルの下にお皿か何かを置いて作る事をオススメします。

赤ワインの結果 白ワインと同様、甘いの強いワインであれば、甘みを抑えられてちょうどいい感じになりました。普段甘いワインが苦手な友人も、これなら美味しく飲めるとのこと。
注意点としては、冷えた飲み物でないと炭酸が入りにくいので、赤ワインでも冷蔵庫にいれてキンキンに冷やしてからお試し下さい。
日本酒

次に試してみたのは日本酒。数多くの日本酒の中で選んだのは、特別純米酒「酢酔」です。さて、炭酸化したスパークリング日本酒のお味の方は?

日本酒の結果
確かに炭酸化されて、スパークリング日本酒にはなりました…が、やはり炭酸独特の味が加味されて、日本酒の繊細な味が残念な感じになっています。
ワインと同じく、甘めの日本酒だったらイケるかもですが…やはり高価な日本酒だと、そのまま飲んだ方がいいという結果になりそうです。
炭酸化ドリンクの総評
飲み物を確かに炭酸化することはできますが、炭酸特有の味がかなり強く入ることが分かりました。
特に繊細な味わいのものは、炭酸化に伴う味が加味されてしまうので、そのまま飲んだ方がいいという結果に。なので、もし炭酸化する場合は「味の濃い飲み物」か「甘さが強い飲み物」かつ、濃度の低いものが適していると思われます。
他にはお茶系やカクテルとかも合うモノがあると思うので、その他の飲み物を試してみたら、都度追加していきます!
比較対象だったソーダストリームにしなかった理由

(参照元:ソーダストリーム SodaStream)
元々ソーダメーカーとして目を付けていたのがソーダストリームでした。こちらはツイスパ ソーダにはない、炭酸の追加(強炭酸)が作れることと、コストがツイスパ ソーダよりいい(1リットルで約40円)というメリットがあります。
ガスシリンダー1本で約60リットルお作り頂けますので、500mlペットボトル約120本分の炭酸水をお楽しみ頂けます。
ランニングコストは、ガスシリンダー交換用で2,000円(税抜き)ですので、120本で換算しますと500mlペットボトル1本あたり約18円にてお楽しみ頂けます。
ですが、ソーダストリームではなく、ツイスパ ソーダにした理由はふたつあります。
1カートリッジが緊急時に近場で買える
ソーダストリームはカートリッジ購入の際に、手元にあるカートリッジと交換販売なので、出先でカートリッジがすぐ欲しいという時にめんどくさいな…というのがあります。
それと、事務所がある中野界隈でカートリッジが販売しているところがいまのところありません。(2017年6月5日現在)
2炭酸水以外にも飲み物が炭酸化できる
ツイスパ ソーダは水以外のものを炭酸化できるので、単純に炭酸水だけ欲しいのであればソーダストリームでもいいかと思いますが、水以外のものを炭酸化して楽しみたかったんですね。
今後、炭酸水をもっと飲むようになるなら、もしかしたら追加でソーダストリームを購入するかもしれません。
あんじゅの思うトコロ
ツイスパ ソーダとそれ以外のソーダメーカーを選ぶ基準は「炭酸水だけを作る&炭酸水のコスト重視」と「水以外の飲み物の炭酸化をしたいか」になります。水以外の炭酸化は確かに面白いんですけど、予想以上に炭酸化に伴う味が加味されるので、好みが分かれるかと。
現在、飲料メーカーのAsahiが行っている「ENJOY!BLACK NIKKA キャンペーン」(2017年8月7日まで)では、プレゼントの中にツイスパ ソーダが含まれているんです。ウイスキーの炭酸化もやってみたいネタではありますが、まだハイボールしか試していませんので…これも研究材料になるかなぁ?

(参照元:ENJOY!BLACK NIKKA キャンペーン|アサヒビール)
「この飲み物、炭酸化したらどうなるのかな?」そんな実験がてら楽しめるのがツイスパ ソーダの魅力だと思いますので、もしあなたが炭酸好きな冒険野郎なら、ツイスパ ソーダをガンガンに推します(笑)
ソーダメーカーの購入を考えている方は、参考にしてみてくださいね!
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